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釣釜

昨日は、お茶のお稽古「釣釜」でした。

裏千家では、暖かくなってくる早春の候、3月に
天井に打たれた蛭釘(ひるくぎ)から釜を釣り下げる
釣釜でお点前をします。
寒い時期は、炉の炭火が「ご馳走」ですが、
春の訪れを感じるこの季節は、
炉を深くして、火が見えないようにし、
また少しの火で湯が沸くように小釜で釣釜にします。
釣釜_a0132059_19523474.jpg
写真は、お濃茶のお点前ですね。

釣釜は、五徳に置いた釜と違って釣り下げている釜なので、
点前中もゆらゆらと揺れますが、
これが、ゆらゆら揺れるかげろうや春風のそよぎといった
春の風情を表す、「ご馳走」になります。

床には、卜半椿(ボクハンツバキ)が愛らしく、
生けられていました。
釣釜_a0132059_20520896.jpg

お茶を入れる薄茶器、お棗の銘は、夜桜。
お棗の蓋に、黒の地に黒で桜の花が施されています。
蓋を空けると、金で蒔絵が縁取られているのが、
お花見の華やかさを演出しています。
これもまた「ご馳走」です。

お稽古中は、写真が撮れないので、拝借







by tamaribakuji | 2017-03-28 08:25 | 日記です | Comments(0)